《PEPPERMILL zine(ZINE)》

2016.09.09 Friday

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    福岡を活動拠点とし、Zineを中心にフリーペーパー、書籍、自主制作音源、Tシャツ、雑貨、etc.を扱うちょっと女贔屓のdistro「SHE SAYS distro」が発行したZINE「PEPPERMILL zine」が入荷致しました。
    http://nothingness-webshop.com/?pid=106984939

     

     

    このジンをつくったのは、2015年3月ごろ福岡市文学館の方から8月にジンについて話をしてほしいという依頼をもらったのがきっかけでした。
    ジンをいちども見たことのない人にもジンがどういうものか紹介できればとのことでした。
    「ジンとは?」これがこのジンのテーマです。
    答えがでるはずのない問いを1冊のジンにまとめることを試みました。
    (MASAKO OYAIZU/SHE SAYS distro)

     

    成田圭祐 (IRREGULAR RHYTHM ASYLUM/遊動社) 
    原田淳子 (路地と人/よりみち/WOMEN IN BLACK/NORA BRIGADE) 
    DIRTY (C.I.P.BOOKS/CRY IN PUBLIC/TEAM KATHY) 
    へのロング・インタビュー。
    8人のジンスタ(ジンをつくる人)
    室井桂太
    Aya Miyake
    UG KAWANAMI
    ELLE
    北野留美 
    melt./MAMIKO Yamamoto
    MASAKO MITSUI
    Sanae Miyamoto
    によるジン・レビュー。
    森脇ひとみさんのジンの作り方などを掲載。

     

    福岡を拠点にSHE SAYS distroを主宰し、さまざまなジンを人から人へ届けてきた著者が、周囲に広がるジン・シーンを通して「ジンとは?」を考察する"ジン"のファンジン。
    答えがでるはずのない問いに対する答えを探す過程から、本質のようなものが浮かび上がってきたり、"わたし"と向き合ったり、"あなた"に語りかけたり。
    切り貼りされたアートワークもカッコイイ、人を鼓舞させる要素がたくさん詰まった充実の内容。
    "ジンをつくる人"達との対話により、今現在のジンシーンの一部をすごく表現されているとも思いますので、ジンに興味を持たれた方、読んでみたいけれどどれから手を付けていいかわからない方、より深くジンについて知りたい方等、たくさんの方々に読んでいただきたいお薦めの1冊です。

     

    ・SHE SAYS distro

     

    <こちらもお薦め>
    世界が拡がるようなほんとうに様々な表現による内容の濃いZineがたくさんございますので、是非手にとってみていただきたいです。

     

    ◆ロング・インタビューが掲載されてます「原田淳子」さんのZine
    《原田企画/よりみち『太陽花のバラッド』号(Zine)》
    http://nothingness-webshop.com/?pid=96518897  


    台湾の雲林縣に生まれた透明でうつくしいという名をもつ女の子リーイユン、後にアジアの歌姫となる、麗君、テレサ・テン。
    作者である”わたし”と”テレサ・テン”とを絡め叙情詩のように綴られた『太陽花のバラッド』
    一生を通じて愛と自由を求めた歌姫の姿を,敬意と愛情を込めて描いています。
    丁寧に作られた装丁も大変素晴らしいです。

     

    ◆ロング・インタビューが掲載されてます「DIRTY」さんが運営メンバーでもある静岡の「CRY IN PUBLIC」へのインタビューが掲載されています。
    《BLACK SHEEP issue #3(Zine+Mix-CD)》
    http://nothingness-webshop.com/?pid=100516625 

    「フリー」な「場」を創造し続けるパーティー・クルー《BLACK SHEEP》発行のZine第3弾。 
    Zineという「場」を使って、音楽、絵画、小説などが渾然一体となった「自由」への模索・実験・提案。
    現場へと導く為のガイドブック。
    静岡のalternative space「CRY IN PUBLIC」のインタビューは、UG河南さんのテキストも含めイイ話の連続。
    読後はなんかこう、やる気が湧いてくるというか、活力をいただいたかのような素晴らしい内容です。
    「UG KAWANAMI」氏による小説、その名も《デビルマンの夕陽》も掲載されています。
    ミニマルな反復に次ぐ反復がドえらく気持ちイイMJ氏によるMixCD付き。

     

    ◆ジン・レビューが掲載されてます「UG KAWANAMI」さんのジン
    CASPOMPEI + UG KAWANAMI(Zine)
    http://nothingness-webshop.com/?pid=96518848 


    宮武BONESのヴォーカリスト「CASPOMPEI」氏の絵に、オリジナルU.Gマンのヴォーカリスト「UG KAWANAMI」氏が文章をつけるという共同作業によって生まれた11篇の作品を一冊にまとめたジン。
    CASPOMPEI氏が描く独特な隙間の多い乾いた絵と、河南氏のU.Gマン当時から変わらぬ特異で希有な言語感覚による言葉。
    ショートフィルムのような。
    短編小説のような。
    コミック雑誌のような。
    でもどれとも違う、どれでも無い、新しい感覚の読み物として楽しめるのではないのかなぁと。

     

    ◆ジン・レビューが掲載されてます「Aya Miyake」さんのジン
    SOME TRACE OF HER #1.5 (ZINE)
    http://nothingness-webshop.com/?pid=107363113


    1970年代後半から現在にかけてのWoman in PunkをリサーチしていくFanzine。
    メイントピックは、1981年にイギリスで初めて、参加バンド・プロデュース・エンジニア等、すべて女性だけで作られた1枚のレコード「Making WavesーA Collection of 12 Womans Bands from the UK」と、それに関わった女性ミュージシャン達について。
    スリッツやレインコーツと同時期に活動していた知られざる女性パンクスの物語です。

     

    ◆そして。
    UG KAWANAMI/SHE SAYS(Mix-CD)
    http://nothingness-webshop.com/?pid=96518846


    「UG KAWANAMI」さんによる「SHE SAYS distro 」用に製作された、ちょっと女贔屓なMIX CDです。
    「SHE SAYS distro 」によるお店の説明に"ちょっと女贔屓の"と書かれていますが、河南さんのMixCDの特徴として女性アーティストがたくさん使われている事から、河南さんも"ちょっと女贔屓の"といえるかもしれません。
     今作も現行のインディ―女性アーティストが多数収録されています。
     ジャケットの絵は、わたくしの奥方こと "even time indefinite"が描かせていただいております。
     Zineを扱う「SHE SAYS distro 」用という事もあり、A4紙を封筒にしたケースにジャケ絵をのりで貼りつけているZin.っぽい仕様。
     あなたの身近にいる大切な女性への贈り物にいかがでしょうか?

     

     

    「UG KAWANAMI」さんから「SHE SAYS」MixCDのジャケットデザインを依頼されたのがきっかけで「SHE SAYS distro」さんを知り。
    「SHE SAYS MixCD」を友達に渡している最中に、たまたま目の前に「Maher Shalal Hash Baz」のメンバーとして京都に来ていた「原田淳子」さんから「SHE SAYSってあの福岡のSHE SAYSですか?」と話しかけられたのがきっかけで原田淳子さんと作品の事を知り。

    「SHE SAYS distro」が発行した「PEPPERMILL zine」を媒体に「UG KAWANAMI」さんと「原田淳子」さんが同じ冊子に載っているのを知り驚き。
    「UG KAWANAMI」さんを介して「SHE SAYS distroのMASAKO」さんにお会いし。
    こうして取り扱いさせていただいているという。
    この流れが個人的にすごく嬉しくて。
    何かしらどこかで繋がっているもんなんだなぁと、人との繋がりや縁というものの面白さを実感した、ちょっと感慨深い一冊なんです、ええ。

    出会うなんて思ってもなかった意外な人同士の繋がりや、まったく知らない未知なる人との出会いという驚きと興奮。

    お店をやっていて感じるのは"人との繋がりや縁、共感"こそ命というか、そこにしかやりがいがみいだせないなぁと。

    「PEPPERMILL zine」を読んで改めて実感しました。
    「別に知らなくても全然構わない、知ったところでそれがなんなんだ、一体誰と共有できるというんだ」というおそろしく偏った読み物,アートであるとは思うのですが、作家自身をこれ以上ないぐらいストレートに写し出す個人の美意識のみに貫かれた表現はとてもパワフルで美しいし何より面白いと思うのです。
    そういうジンに出会えた時の幸福感はそこらの商業紙では決して得られない宝になると信じております。


    つうわけで、最近最も興奮したジンはといいますと。

    当店の常連であるお客様が「PINHOLE」というファンジンを、わざわざ1ページ1ページ、コピーしてホッチキスでとめて送ってくださったジンのジンとでもいうべきジンなんです。

    わざわざコピーしてホッチキスでとめて製本された状態のこれはもうもはや新しいジン、いわばジンのブートレグという新ジャンルなのではないのか?!
    と今、思いました。
    これはもう一生もののお宝ジンなんですよ、ええ。


    UG河南さん、373さんとすごい面白いですよ、このジン。

    どこかで見つけたら是非手にとってみていただきたい。

    で「ジンとは?」

    ほんとなんなんでしょうかねぇ。

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