《ウラムの螺旋 ゲイリー芦屋 映像音楽作品 vol.1(CD)》

2016.11.23 Wednesday

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    「前衛」と「ポップス」を縦横無尽に行き来する現代日本屈指の職業音楽家「ゲイリー芦屋」氏、待望の作品集「ウラムの螺旋 ゲイリー芦屋 映像音楽作品 vol.1」が入荷致しました。

    http://nothingness-webshop.com/?pid=109825502

     

     

    幽玄なる暗黒の旋律、地獄の門を開く映像音楽の新感覚派。
    破綻と調和、相反する感性が鬩ぎあうノイズ、ドローン、ピアノ
    映画「CURE」オリジナル・サウンド・トラック全曲を含む待望の自薦作品集。
    (帯より)

    一連の黒沢清監督作品や「呪怨(ビデオ版)」などのJ-ホラーといわれる映像での現代音楽/前衛的アプローチから、「料理少年Kタロー」実写版「天才バカボン」やアニメ「たまこまーけっと」、はたまた岸野雄一氏とのユニット「ヒゲの未亡人」などの作品でみられるポップス/歌謡曲的アプローチ、そしてエロ8トラックテープから選曲されたミックスCD「「肉の悶え 8トラックエロテープの世界」での変態的アプローチまで、異常な振り幅の広さと常軌を逸したクオリティーの楽曲で他の追随を許さない唯一無二の狂気の職業作曲家《ゲイリー芦屋》氏。
    本作は多岐に渡る作品の中から「恐怖・混沌・破壊」をテーマに、ゲイリー芦屋氏自ら選曲、さらに書き下ろしの新曲を加えて再構築した現代音楽/前衛的アプローチが前面に出された映画映像音楽インストゥルメンタル作品集。
    不穏な雰囲気を醸しだすオーケストラ、轟音ノイズ、架空の民族音楽、ライヒ的なミニマルミュージック、レコメン/ポストロック的な変拍子、静寂の中に響き渡る耽美なピアノなど現代音楽/前衛的とはいえ作風は様々。

    細部にわたる狂気的なまでのこだわりと緻密さによる凄まじいテンションと圧倒的なクオリティー。

    異様なノイズ/アヴァンギャルドな音の渦の中から、時折聴こえてくる得もいえぬ美しいメロディー。

    「前衛」と「ポップス」の相反する二つの側面が合わさった瞬間の恍惚。

    映像から切り離されると改めて凄さがわかる職業作曲家《ゲイリー芦屋》氏の名刺代わり的な傑作。

    がこれが全てでは無いのはいうまでもなく、「ポップス」における正気の沙汰とは思えない憑依系作品の数々などまだまだ聴きたい楽曲がございますので、vol.2、vol.3とシリーズ化していく事を強く願っております。
    職業作曲家ならではの制作の背景や当時の音楽演出についてなどが記述されたご本人による各曲解説付きですので、音楽演出に関心のある方は参考になるのではないかと。

    伊福部昭、武満徹、黛敏郎、一柳慧、山下毅雄、中村八大、宇野誠一郎、大野雄二、富田勲、エンニオ・モリコーネ、ミシャル・ルグランなどの偉大な巨匠達の素晴らしい職業音楽仕事と同等の輝きをもっていると信じて疑わない今現在最高の職業作曲家《ゲイリー芦屋》氏の作品世界が、とりあえずこうしてまとめられ形になり本当に良かったですよね!!!!

     

     

    [ゲイリー芦屋]
    3歳より音楽の専門教育を受け、中学生時代の80年代ニュー・ウェイヴ、テクノでロックに目覚める。
    60年代ポップス、ソフトロックなどにも造詣が深い。
    大学生時代に京浜兄弟社関係の人脈と知り合い、加藤賢崇氏のソロアルバム「若さひとりじめ」のアレンジをきっかけに職業作曲家として活動を開始。
    94年の佐々木浩久監督作品「情熱の荒野」で映画音楽作曲家としてデビュー、現在に至る。

     

    そして、そして。

    ゲイリー芦屋氏のもう一面の顔である「ポップス」サイドの集大成的魂の大傑作アルバム《ヒゲの未亡人(岸野雄一+ゲイリー芦屋+ALi)/ヒゲの未亡人の休日》の完全版が遂に完成!!!!

    発売されとりますよ!!!!

     

    ヒゲの未亡人の休日

     

    一曲目のスキャットの壮大なる響きたるや?!!!!

    我が妻曰く「どうしてこんなに女心がわかるんだ」的”女心”と深遠なる”愛”の詞の世界。

    まるで"ポップスの鬼神"と化したかのようなゲイリー芦屋氏による壮絶な作・編曲。

    全てを優しく包み込む広大な母性?!のような岸野雄一氏による歌声。

    凄まじいクオリティーの詞・曲・歌唱が一体化した、時代やジャンルを超越した超普遍的音楽。

    このアルバムでのゲイリー芦屋氏による作・編曲は一聴すると軽やかで可愛らしくてものすごくポップなのですが、狂気的なまでに隅々にまで神経が行き届いた強烈な完成度には、絶句せざるおえないほどの魅力がございます。

    「ヒゲの未亡人のしおり」に書かれていた、「これってバカラックっぽいよねっていう距離感ではなく『いや、おれ、バカラックだから』って思い込んでしまって作ってる」というゲイリー芦屋氏の発言を読み、"そっかぁ憑依かぁ、狂ってるなぁ、ゲイリー先生サイコーっす"と柏手を打ってしまいました。

    詞の世界も同様に壮絶です。

    「どうか世界を救う事が出来ないなんて悲しまないで

    あなたは誰かを愛することによって

    もう十分にこの世界を救ったのだから」

    こんな詞をかける人間がどれだけいるというのだろう。

    そこらのお洒落サウンドとは、どう聴いても一線を画すわけがわかったような、物事の本質や神髄を追い求める姿勢が自分が惹かれる理由なんだと。

    パンク/ハードコアと呼ばれる音楽が、反抗の為の反抗ではなく、物事の本質を追求し訴えかける妥協なき音楽だと定義するなら、「ヒゲの未亡人」は文字通り"ハードコア"だと断言できる!!!!

    ってよくわかりませんが、パンク/ハードコア・ファンにも大推薦です。

    皆まで言うとよろしくないですね。

    ジャケットから帯からライナー(ロック漫筆家、安田謙一氏)に至る全てに愛を感じる豪華仕様アナログレコード。

    ライブ会場でアルバムを買うと、「ヒゲの未亡人の休日」制作裏話が書かれている「ヒゲの未亡人のしおり」が付いていたりしますので、ぜひぜひライブ会場に足を運んで手に入れていただきたいです。

    ていうかこのしおりおもしろすぎるんですけど。

    ツアーはもうすぐ終わっちゃいますね。

    寂しいですね。

    もう一周ぐらいすればいいのになと。

    大変そうですけど。

     

    「ヒゲの未亡人の国内旅行2016」 全国主要10都市公演

     

    ーその他のゲイリー芦屋氏職業音楽仕事のほんの一部ー

     

    映画「発狂する唇」劇場予告

     

    《渚ようこ/愛の逃亡者》

    作詞:中原昌也

    作・編曲:ゲイリー芦屋

    ある晩、青い部屋を訪れると、その日は〈ヒゲの未亡人オンステージ〉。

    全曲聴いて、気がつくとゲイリーさんに新曲をお願いしていた。

    狂ったゲイリーさんのソフトロックに、中原昌也さんが狂った作詞の花束をそえてくれ、絶望歌謡が誕生した。

    (text by 渚ようこ)

     

    《ギャランティーク和恵/果てしなき欲望(Short ver.)》

    作詞:東西蘭月

    作・編曲:ゲイリー芦屋

    本来は7分にもわたる壮大な文字どおりのプログレッシブ歌謡。

     

    北海道陸別町PRショートムービー「りくべつ 夏」

     

    ゲイリー芦屋先生、渾身の"フレンチポップ"が炸裂してます名盤。

    <中古>「ルームシェアの女」オリジナル・サウンドトラック(CD)
    http://nothingness-webshop.com/?pid=110210452

     

    とまぁ、まだまだごく一部中のごく一部というか、仕事量のわりにはきちんと音源化されていない莫大にあるであろう録音物に、これから生み出されるであろう展開が読めない新曲と、どんどん”ゲイリー芦屋”氏の作品として残していっていただきたいと切に願っております。

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